今上天皇をお守りしたい

韓国議員今上天皇に謝罪を求めた。

なんという理不尽。この発言において、ムン・ヒサン氏に謝罪を求める。

 

慰安婦問題については、感情的なものであるから、韓国の気質から言っても、永遠に続く問題だと、半分理解し半分あきらめもしている。だから今更、韓国が約定を守らないことをあげつらう気持ちはなかった。

 

しかし、特定個人に謝罪を求めるとしたらそれは安倍首相である。天皇憲法で明記している通り政治問題に関わってはならない。だから戦後一貫して政治に関することは一切言及してこなかった。安倍首相が如何に不遜であっても政治権力に対してあれこれ言うことは避けても来た。

天皇は国民の代表でもなく、代表としての発言権も持たない。

また、今上天皇第二次世界大戦に一切関わっていない。謝罪する謂れが無い。国民が敬愛するのは国の安全の祈念することに専念し、愛情ある眼差しで人々を見てくれているからだ。敵愾心の全くない人の存在を私たちは現実に知っている、それだけで国民が心豊かになれる。

 

韓国において、生まれてから死ぬまで敵愾心を持たない人は居るのか。象徴として美しい心の人は居るのか。偉業を成したり言論を成したりする者は多数あっても、心美しい象徴を得たことがないのだと思う。言い過ぎとは思うが、それが人々に猜疑心を生むのは仕方がない。

 

ともかく、天皇に謝罪を求めるのはお門違いであり、第二次世界大戦の責任者と彼が想像上であり得ると考え、かつ、それが人気取りになると考えての発言を弄しているにすぎない。事実として、今上天皇が責任者ではないのはムン氏も分かっているはず。戦後の慰安婦問題の流れにおいても関与していないのは自明のこと。

ただ、韓国の一部の人の感情的な喜びを得たいがためであり、人気取りになるからだとの予断も誘う発言だ。

 

更に、この慰安婦問題は、韓国の一部の政治家が「こうすれば解決する」と言っても、すぐにまた再燃するのは自明の理だ。ムン氏が言うのは、絶対に再燃はしないという意味ではなく、一時の火消しにはなるという意味である。これに付き合うのは無駄だ。

 

必ず再燃することが分かっているのに、政治的発言が憲法で禁じられている天皇に発言を求めるというのは理不尽だ。そんなことを考えるのは安倍首相くらいだ。

安倍晋三の手下に成り下がるな、ムン国会議長!