戦闘機は割とよく落ちるし事故るもの

 F-35がレーダーから消えたと言って三沢基地で大騒ぎをしているようだ。このステルス戦闘機はベルギーで同士討ちをしてしまったり、トルコで落ちたり、オランダで姿を消したり、いろいろとおかしな消え方をする。

 アメリカで落ちたという情報は聞いたことがないが、一機落ちたら100億円だから(日本向けはその3倍)大変だ。しかし、オランダやベルギー(NATO)の原因は操作ミスとなり、姿を消した奴は何だかわからない状態だ。まあ、戦闘機や軍用ヘリは旅客機と違って安全基準が緩いから、事故が多いのは覚悟の上で導入するのだが。

 こういった海外のニュースはあまり日本で流れないから、騒ぐのも無理はない。軍用機は落ちても仕方ないものだ。日本のように精一杯の整備をしている国でもそうなのだから、イスラエルと不仲のトルコやNATO軍の一部に十分な整備部品がない所ではもっと危険だろう。

 偵察機をトルコ軍が発注して出来上がったものがイスラエル製の部品がないからと引き渡ししないで6年も寝ているとか、そういう嫌がらせもこの業界にはある。一旦引き渡しても部品が不十分だったりする。

 日本がアメリカの軍用機を多用すると決めるからには、ケツなめ外交もやむを得ないのかな?なんてね。