女性天皇のテーマに

 昨今、天皇家の御家族に言及する政治家やその言葉の報道、あるいは評論家の発言を聞く。

 あれこれ言う権利はあるのだろうが、それが理性を失った酔っ払いの言葉としか受け取れないものも多くある。

 先日の桜田さんが女性に3人以上の子供を産むように言ってくださいなどという言葉が、どれだけの人を傷つけているかが分からないのか、酔っ払いか?と思った。その言葉を上皇陛下、あるいは天皇陛下の前で言えるか?

 精神状態がおかしいとしか言いようがない。

 

 女性に継がせることが良いか悪いかもその例に漏れない。一般人を対象にと前置きして桜田さんが語る言葉は、多分、身近な誰かが頭にあって、ご自身の家庭内の問題を一般化して訴えているのだろうか?

 ご自身の家族に対して言う言葉遣いでミラーリング対話をしている。だから当然のことを人々に語っているような錯覚に陥ってしまう。他人に語ると弁えているのならば、いろいろな立場の人を想定することが出来るだろうから。酔っぱらっている状態なら無理だろうが。

 桜田さんのあのような言葉を聞いて、何も対応が不必要だと首相が考えているとしたならば、天皇陛下万歳と叫ぶくらいの方であるから、テレビや新聞であのような言葉が天皇に届いてしまう事に気が付いているはずだ。その上で彼を野放しにしている。

 

 忖度という利己的な反応は出来ても、他の人の立場を想像する能力はタンスの奥に隠している。だから、大切な人に対する不敬発言にも気が付かない。

 心理状態というか精神の向いている方向が目隠しの先の一か所にしか穴が開いていない状態なのだろうか。視野は広くしないと事故が起きることにご注意下さい。皆皆様。

 まずは、ご自身の家庭の中のことを他人に云々される天皇陛下のお気持ち、加えて、様々な立場の人々の心の有様を想像できるようにお願いしたい。