塩を焼いてみた

近くのディスカウント店で塩を買った。普通の食塩を買おうと思ったが、しっとりした塩とか、ミネラルの多い〇〇産の塩などと謳う、水分が多そうな食塩が安かった。

どうせ、水分で重さを水増ししてるんだろうなと思いつつも、なんと、買ってしまった。

どうも、値上げ値上げの報道にさらされて、安い物を試さずに居られなくなっている気がする。どれくらい「安物買いの銭失い」となるのだろうか、試してみた。バカな話だ。

水分たっぷりで1キロ入りの奴を200g取り出して、焙烙に入れて水分を飛ばしてみた。小さい焙烙なのであふれ出るかと思うくらいだったが、1分くらいして湯気が出てくると、どんどん容積が小さくなる。

たまたまチタンの棒があったので変色も変質もしないで、安心して食えるからじっくりと掻き混ぜて、約5分後にはサラサラになった。一見して、容積は6割くらいになった。この重さを調べることにする。

冷えるのを待って重さをはかったところ、150gぴったり。たったアレだけの塩に50gも水分があったのだ。道具がないから容積は測れないので、目視で6~7割に目減りしたとしか言えない。

98円だったが、サラサラの塩ならば750g分しか入ってないから、74円分しか塩がない。24円は水分。公正マークがついているのに、水増し塩だった。何とかの塩とカッコつけていても、目で見て水分が多い奴はダメだ。中国製のほうは1キロ50円くらいでも水分はほとんどなかった。日本製の塩よりも良い。

日本の商習慣は極めて悪くなっている。

 

公正取引委員会はこれを許しているのだ。バカだ。本物の水増し販売だ。銭失いも甚だしい。