先日、ニュースを見ていたら、インドネシアのバリ島では、島に入るときに税金として1500円くらいを払うように法律が変わったらしい。

国境を越える時に入管手数料とか空港利用料を取られるのは分かるが、バリ島に入る時に払う。それはほとんど意識しないうちにデジタル処理されるが、公示されているポスターなどを発見して、なんか損した感じがする人がいるだろう。

この法律を通過させたバリ島の役所いわく、バリ島に入るのは安くないと知らせておきたいからだという。金のない人が入ろうとすると、その度に1500円を自動的に払わされるので、入るのをためらうだろう。それが狙いだという。

物乞い目的で港へ来ると上陸するために金がかかるとなれば来なくなるだろう。そんな効果があるかもしれない。

しかし、島の美化活動の人員を増やすとかの、使い道も提示されて、何となく問題ないように思う。

元々、大きなホテルがプライベートビーチを持つ観光地で、従業員たちの住む地域もふくめて全体を美化するのは悪くない考え方だと思う。

 

カジノなどを展開する地域を作るIR計画が日本で進められている模様だ。これも周囲を囲った特定地域にするようだが、そこに入るときに5万円程度の入場料を払うようにすると良い。泥棒さん、物乞いさんは入りにくいようにする。高級娼婦は衛生上の目的で検査すればコンパニオンとして入れるシステムが望ましい。私見だが。

カジノホテルのカジノ場への入場もチップ5万円くらいを買わないと入れないようにする。チップは帰りに清算するので、勝てば現金を持って帰れるし、負ければそのままで帰る。デジタル化しても出入り口でチップ清算すればよい。

ルーレットで36倍が出れば一挙に180万円だから、などと安請け合いで飛び込んでも構わない。

ともかく、良からぬ人を遠ざける仕組みも大事。そして得たお金はセキュリティーなどに使えばよい。自治体もギャンブル売り上げの数パーセントくらいのピンハネをするんだろうから、公共に還付されて行く。

 

沖縄で海岸線に金網を設置して浜に出るには400円とか、200円を払うところもある。県は原則的に誰が使っても無料で良いとしているが、整備に金がかかる理由で地域の住民が料金を取る。

本土の田舎の海を見ていると、毎週、地域のボランティアが海岸線を掃除する。なんでゴミを持って帰れないのか不思議だ。釣りをする人は切れた仕掛けや釣り糸を置きっぱなしで帰るものがいる。針も残っている。ああいうボランティアの努力を当たり前と思う観光客がいる。

当たり前ではないんだと私も思う。怪我をしてからお金を払うシステムより、先にお金を払って怪我をしない方がいいに決まっている。

マナーが悪いのは他所から来た観光客などと決めつけるのではないが、観光客が金を払えば、地元民もボランティアも納得するだろう。

 

バリ島、IR、そこら辺の海岸。どこもその地元民を忘れては成り立たない。しかし、見えない努力は無いもののように無視するのは間違い。気づきがない観光客にはなりたくない。そして、必要と地元の人が思うならば、入場料金を取るのは問題ない。認めて上げるべきだ。

無料駐車場でもきちんと手入れされていることに気がついたらお礼をしよう。