発芽玄米を炊いてみた

精米してないお米を昨年もらったのだが、そんなに美味しいものではないので何となく3か月近く食べないでいた。

ラジオ放送で先週、発芽玄米が体に良い、そんなに手間がかかるものではないと言ってたので、物は試しとやってみた。

 

レシピをサイトで眺めてみると、軽く炊いで浄水器の水に長時間つけておくとか、炊飯時間も長いとか、おこわ飯みたいな食感になるらしき情報。

1-2日目。とりあえず4合を水につけておく。夕方7時ころから取りあえず24時間漬けてみたが、目視ではやや分量が増えた感じがするだけ。発芽の気配なし。時季が十年に一度の大寒波などとテレビが騒ぐ時季で水温は14度~15度。水を入れ替えて様子を見ることにした。

3日目。翌朝36時間経過しても目視で変化が分からない。一粒取り出してかじってみた。ぼろぼろと脆い感じ。加熱してアルファ化しないともっちりとは行かないとは分かっていても、水分を含んでいる白米部分が白いでんぷんの塊と知る。胚芽部分は白さが増している気がする。気がする。

水を取り替えて各種レシピの中でも最も長い48時間浸漬にしてみる。夕方から零下に下がる天気予報。玄米の様子を見ると、あ、何か角が立ってる。かな?という程度でとても1㎜も行ってない。またレシピを確認すると大体1mmが主流。ここまで来たならあと12時間。

4日目。記録的低温の朝。外気はマイナス2度近く。4割くらいの胚芽が1㎜足らず出てきた。中には1mmくらいのものも。良し。

さて、つぎは炊飯。

二合を炊くことにした。炊飯器ではなく圧力鍋でもっちり感を追求?と、150kpの高圧圧力鍋を使う。水の量は白米の時に350ccだが、炊く時間が長いのでその分を足すつもりで370cc。化学実験になってきた。食塩を目分量で小さじ0.5杯。楽しい。水温はなんと10℃。我が家では異例の冷たさ。がっちり蓋をして着火。

まず圧力がかかるまで中火で4分。そのあと2分だけ中火。加圧状態を保つための弱火で10分。出てくる蒸気の匂いを嗅ぐ。白米で炊くときにオコゲが出来るときはすぐに臭いでわかる経験知である。大丈夫。玄米らしい臭いがする。焦げてはいない。レシピを並べると、加圧加熱15分か20分が多いので、ここから、蒸気を嗅ぎながら焦げたら止めるが、20分を目標に炊いて行く。19分でちょっと香ばしい匂い。火を止める。コンロの上に置いたまま蒸らす。

蒸らし時間は8分から12分と様々。平均値で10分経って、蓋を開ける。いい色だ。返し切り混ぜる。あ、香ばしい匂いがしただけにちょっとオコゲが。鍋の広さ四分の一くらいの底の方にこげ茶色。しゃもじを動した感触は固い炊きあがり。まあ、見た目は合格ラインだ。次は水を390cc、1~2分短く炊こう。

さて、試食。

蕪の味噌汁と焼き魚をご飯を炊いている間に作った。朝食である。

「いただきます」我が家では頂きますを言わないと何も食べられない。う、固い。おこわ並みだ。でも旨い。大体味も合格だ。おこげの色の所はもっと固い。食べられる程度の固さだが、これは白米のオコゲより固くなる。味噌汁を上手に使っておいしく!

 

まあ70点でした。

あと二合余って水に浸かっているので、明日の朝までにもう少し胚芽が伸びるだろうから、再チャレンジする。